まだまだ知らない見方が
2021年9月23日
私が相撲に興味を持ってもう60年。柏鵬時代の頃で 柏戸の方ががスピード相撲で早く出世しましたが 2人とも横綱になってからは 怪我もあって柏戸も休みがちになり 大鵬は柔らかい相撲で優勝回数も伸ばし 人気も独り占めにします。NHKの北出アナウンサーと辛口解説の神風さんのコンビも楽しみでした。さて一年で一番気候のいい秋場所ですが 今場所は宮城野部屋のコロナ感染による休場。朝の山の関脇陥落など暗い話題が多い中、新横綱の照ノ富士だけが目玉で 圧倒的な強さを続けていましたが 中盤になり長い相撲もあり両ひざの具合も心配です。そうした中 宇良との大熱戦の解説が興味を引きました。体が裏返り反り返ってもまわしをつかんだことに勝負の執念を見てましたが、解説北の富士や3代目若乃花また理事長の談話を見ると「執念というよりも素人相撲。早く手を離さないと大怪我につながる」とありました。さらには照ノ富士の思いやりの最後の上からの押し。まだまだ深い見方が出来ずに新鮮な喜びと新たな興味を感じています。