典子は今から28年
2010年10月17日
生まれながらに腕がないサリドマイド被害者の白井典子さんの講演を聴きました。「典子は今」というドキュメンタリー映画もありました。ドイツで開発された薬が原因で奇形児が生まれる事になりましたが典子さんの母親は3ヶ月後に我が子に対面したときの心境をいまだに聞いてないそうです。さらに肩に指はあったのですが父親が「奇形児ならいっそ指を切って交通事故での被害」とこの子の一生を通そうと医者に頼んで指を落としてもらったそうです。その後典子さんは足で食事をすることを本能で覚えていきます。講演でも机の原稿を足で追って聞き手をわかりやすく話されました。今は48歳で子育ても済み、また熊本市役所勤務でしたが今は退職され講演活動に励んでおられます。差別の無い社会、困っている人を助ける社会の実現をめざして。