横綱昇進のもやもやが解けました
2025年1月30日
初場所が終わり逆転優勝をした豊青龍が第74代横綱昇進しました。相撲ファンからは疑問視する声も多くあり もう一場所見て優勝又は準ずる成績ならすっきりするのにとも思いますが(私もそうでした)それにはあの北尾事件(のちの第60代横綱双羽黒)が大きく関わっています。一度も優勝することなく準優勝が続き年齢も若く大型力士として将来有望だったのですが 暴力事件で廃業した不名誉な横綱でした。そこから厳格化され一時期ははっきりと2場所優勝が絶対条件でした。そのあおりを受けてあの大横綱貴乃花も14勝(優)・13勝(同点準)12勝(準)とさらには13勝(優)・12勝(準)で2回も見送り。魁皇や貴景勝も厳しい条件で泣きました。今回の様に直近3場所で8勝・13勝(準)・12勝(優)で前半に平幕3敗では大甘昇進。100周年で秋には欧訪問の秋巡業や照ノ富士引退という事もあるでしょう。しかしかっては47代柏戸は10勝・11勝・12勝(準)や51代玉ノ海は13勝(優)10勝・13勝(準)で昇進したことも有りました。その後どちらも名横綱になりましたが柏戸は怪我になき玉ノ海は病魔で短命でしたが記憶に残り我々を楽しませてくれました。振り返ると当時は横綱3人前後が普通で東西横綱の千秋楽取り組みや所作・特徴ある土俵入りも大きな楽しみでした。最近は千秋楽の「これより3役」の土俵入りの小粒な事。今回の昇進賛否から鑑みて 条件を甘くして近い将来横綱3人大関4人位の布陣で(ちなみに関脇・小結もそれぞれ東西の2人以外に幕の内上位で大勝ちしたら3人でもいいと思います)背負ってもらいたいものですね。但しファンからも条件があります。昇進したからには怪我無く皆勤して取りこぼしなくさらには塩まきや立ち合いもちろんで、勝ち方や負け方にも内容が必要です。ファンが見て納得して楽しめる興行であってほしいと思います。